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TBS「よるべん」 中川淳一郎氏によるネット炎上に関する講座の書き起こし

#15 yoruben2

TBSで放送されている番組「よるべん」にて、5月24日の放送以来、2回目の登場の中川淳一郎氏。今回は、ネットの炎上について語っていた。今回は切込隊長こと、山本一郎氏も途中参加した。あいかわらず、中川氏は、ビールを注文し、飲酒しながらの講義となった。

よるべん
http://www.tbs.co.jp/yoruben/
毎週木曜 深夜0時55分~

福田萌: ひとりさんは炎上したことがありますか?

劇団ひとり: あります!とまるアニメのファンの方を怒らせてしまって、「劇団ひとりのブログを炎上させよう」って、なったんだけども、「劇団ひとりブログやってねぇぞ」ってことで、よし、じゃあ、(妻の)大沢あかねのブログを炎上させようと(笑)で、すごいことになったの。でも、嫁さん、自体をよく把握していないのか、「なんか、すごいコメントきてんだけど♥」って、それ炎上だからって(笑)

福田萌: ちなみに何件ぐらいコメントが?

劇団ひとり: 1万件以上!

中川氏の登場

#15 yoruben 3

劇団ひとり: 二度目の登場ですね。

中川: ちょっといいすか?・・ビール!

劇団ひとり: (笑) ダメなんですよ!前回も注意しましたよ!



劇団ひとり: ビール許可しましょう!ちょいちょいおかわりして結構ですよ!

中川: ありがとうございます。

福田萌: 前回、出演して反響はどうでしたか?

中川: 知らん!炎上しているかどうか知らない方法は、いちいち検索しない!だいたい、4日たったらみんな忘れますから!

一同爆笑

福田萌: ひとりさんの炎上話がありましたけど。実は、うちの旦那さん(オリエンタルラジオ中田)も炎上したことがありまして、話が長いっていって炎上したんですよ(笑)

一同爆笑

福田萌: とあるFMラジオにでていて、その日がアニソン特集で、いっぱいアニメの曲を流しますよって時に、なんか出演して40分ぐらいずっとエヴァンゲリオンの話をしてたんです。そしたら、「お前の話は長すぎる、曲かけろ」って炎上したんですよ。

劇団ひとり: 話すために呼ばれてんだからねぇ。かわいそうに。

中川: 何やっても叩かれる人っているんですよ。

劇団ひとり: いますね。名前だけの人とか。(名前が隠されていたので不明)ほんとさぁ、すげぇ、嫌われてるんじゃんか。ふつうに「洋服かいましたとか」軽く炎上してるもんね。

中川: いつも叩かれる有名な女性。(おそらく辻ちゃんか?)もう弁当にソーセージばっかりとかで叩かれてるんですよ。

一同爆笑

福田萌: 炎上というと有名人ばかりですが、一般人でも人生が変わっちゃうことがあるんですか?

中川: 某有名大学の学生さんが、某有名企業に内定したんですよ。そうすると、まだ就活している人がいっぱいいて、まだ内定取れていない人たちが、ちくしょうと思っているうちに、彼は、その内定先と出身大学を明かしたうえでYouTubeにホームレスに卵を投げつけている動画をアップした。そしたら、大炎上したわけですね。大学と内定先に電話殺到!人事部も内定取り消しにしたと。

劇団ひとり: そりゃ、取り消しにしますよね。バレるって、本人気づかずにやってるのかねぇ。

中川: たぶんねぇ、フォロワーが50人ぐらいの人だとその範囲でしか見られてないと思っているんだと思う。

劇団ひとり: 俺もまだ付き合っているってバレていないときに、六本木の飲食店にいったら、そこのバイトが、今、劇団ひとりと大沢あかねが個室でご飯食べてますみたいなことつぶやかれて、これは炎上するぞとおもったら、全然炎上しなかった・・・(笑)



どうやって炎上がおこるのか?


よるべん #15 2012.08.30.flv_000485853

劇団ひとり: アニメ系はちょっとしたことで炎上する。アイドルの娘とかでも、「この漫画好きです」とか、「アニメ化されるならこの声優やりたい」っていったら大炎上したんだよね。お前にできるかバカヤロウみたいな。

福田萌: 実は、炎上を起こす重要な人物がいるんです。その人物がコメントすることで炎上が起こっていると。

中川: ヤバイっすよ!この12年ぐらいネット界の話題の中心として君臨している人物がいるんですよ。彼(切込隊長)はリサーチとかが大好きな方で、香ばしい案件(変な書き込み、キナ臭い書き込みのこと)という言い方をするんですけど、それを見つけたところで、徹底的に調べるんですよ。いろんな恥部を見つけたりして、これは、面白い、と。
別に彼は、炎上させようという気はなく、面白いからネットに書くだけなんですよ。そしたらですね、人気のあるブロガーなんで、いろんな方が拡散させちゃうと。結果的にそのキーマンになっていたと。

劇団ひとり: なるほど。じゃ、切込隊長がここを炎上させるぞ!ってわけではない。

切込隊長こと、山本一郎氏の登場



山本一郎 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%B8%80%E9%83%8E_%28%E5%AE%9F%E6%A5%AD%E5%AE%B6%29

ブログ
http://kirik.tea-nifty.com/

やまもといちろう (kirik) - Twitter
https://twitter.com/kirik

福田萌: 切込隊長さんは、おビールでよろしいでしょうか?

切込隊長: 私、通風なんで。

一同爆笑

ユージ: 大丈夫なんすか、切込隊長さんは、顔出しなんかして。

切込隊長: 結構、拉致られそうになったり(笑)

劇団ひとり: 笑っていうことじゃないですよ!

切込隊長: マンションに住んでるんですけど、たまたま前の週に○○(暴力団か、政治団体か?)の悪口いっぱい書いたんですよ。そしたら、○○がバスでやってきて、「抗議だ!でてきて話しろ!」
って言われて、でてきて話をして、色々いってきたんで、あなたたちはこういう団体で、こういうしてきたので、批判されて当然ですよ、調べられる範囲でウェブにあげただけで何が問題なんだって話をして、帰っていったんですよ。

劇団ひとり: 切込隊長さんは、お職業は何なんですか?

切込隊長: 投資家をやっています。

福田萌: お金持ちの方で・・・。

切込隊長: 基本的にはお金転がして・・・。

劇団ひとり: じゃあ、ネットで調べて、こういう情報がありますよって伝えるのは仕事では、全く関係ない?

切込隊長: まったく関係ないです。趣味です。



切込隊長:(ネット上で)誰かを自殺に追い込もうとしている人がいて、 「死ね!死ね!」一生懸命追い込んでるグループがあって、それをたまたまmixiで見つけまして、○○君を自殺させる会みたいな。
調べますと、ある北陸の中学校で、その中学校に直接電話をしたんですね。あなたの中学校の生徒がこんな書き込みをしていると、これを消さないと大変なことになるんだから、もし対応しなかったら、こちらから直接伺うことになるからって。

劇団ひとり: 今の事件(大津いじめ事件)で話題になっているようなことだから・・・正直、切込隊長がやるよりも警察がやるべき仕事くらいですよね。実際、警察に力を貸したみたいなことはあるんですか?

切込隊長: 警察からよく電話がかかってくるんですけど、事件が起きるとウェブにデータが出ているケースがあるんですね。
それで、色んなデータを収集してまとめるとどうもこういう実態があるらしいみたいなことが分かると、警察だとか証券取引等監視委員会ということころが、連絡をしてきて、どういう事情だか分かりますか?っていわれて、いや、ネットではこういう話になってて・・

劇団ひとり: いや、カッコイイー!情報屋ってことですね、要は。

福田萌: 例えば、良くない投稿を見つけるじゃないですか、でも、このとき、ズルい人は、ヤバイと思って投稿を消したり・・。

切込隊長: それはいっぱいありますよ。ヤバイと思ったら消すのが最初にあるので、消されてもいいように色々仕掛けがあるんです。ツイッ拓 (ツイッターの投稿を保存するサイト)を使ったりしてですね。マズいものをツイッ拓にあげる人、ウォッチャー(ネット上を巡回して、気になる人物を監視している人)って人がいまして、そういう人が消されても、そこに保存しているんで。その人がアカウントを開始してから今までで、誰とフォローしていたのか、誰からフォローされていたのか、どういうメッセージを投稿していたのかが全部分かるんですよ。

劇団ひとり: 怖いわー!

福田萌: 炎上しないことが一番だと思うんですけど、中川先生、炎上しない方法はあるんでしょうか?

中川: 簡単ですよ。酔っ払った時に書くなってことですよ。気が大きくなって悪口書いたりするじゃないですか。
これまずダメですね。後、変な武勇伝を示したいと思ったら、だいたい武勇伝って悪いことじゃないですか、誰かぶん殴ったとか、そういう武勇伝書くなって話とか。後、年収500万円以上ある人は言っちゃいかん。嫉妬されますよ!

切込隊長: 上から目線で書いていくと、みんな読んでて反感覚えるんで、だいたい(炎上対象として)ロックオンするんですよ。

中川: ダルビッシュが松茸食っただけで大騒動になったんですよ。

一同爆笑

福田萌: 炎上を逆手にとってビジネスにしている人がいるんですね。

劇団ひとり: ネットユーザーからはとことん嫌われていると思うんですよね。


炎上マーケティング




中川: インターネットで儲ける方法の1つがアクセスを稼ぎまくるというものがあります。
アクセスが多かったら儲かるんですよ。

劇団ひとり: どうやって儲かるんですか?

切込隊長: 周辺に広告を貼ってるわけですよ。で、それに釣られて読みに来る人は、広告を踏むといくらかもらえるんですけど、炎上するとたくさん人が来て、みんな反感もってやってくるですけど、何人かは、間違って広告を押すんですよ。

一同爆笑

本人は嫌っているんですけど、興味があるんで、何度もリピートするんですね。で、リピーターは増えるんですね。そうするとたくさん広告が踏まれる可能性があって、PVが増えれば、多くの広告のクライアントさんが、あんたのところで宣伝してくれって依頼が来るようになって儲かるんですよ。それが、批判だろうが、賞賛だろうが、人気だろうが、何でもかまわないんですよ。

劇団ひとり: 叩いてる側も向こうの思うツボというか。

ここで、切込隊長からの報告

切込隊長: 実は私、切込隊長を引退することに・・・

一同: えーっ!!

切込隊長: 引退したんです。ちょっと切込隊長という名前が一人歩きして、なんか怖い人なんじゃないか、ヤバイ人なんじゃないか、よく言われるようになって、普通のオッサンなんで、もうこれからは、本名で活動しようかと。いいオッサンですよ。40の。

#15 yoruben

劇団ひとり: えっ、40なんですか!?もっと上かと・・・。

福田萌: 中川さんからもご報告が。

中川: 実は僕は二代目切込隊長を譲り受けたんですよ。

一同: えーっ!!

中川: ただ、偉大なる存在のこの名前の重さに耐えられなくて、約1年前に襲名したんですけど、1回も切込隊長二世としての活動をしたことがない。

劇団ひとり: 誰かにまた譲らないといけないんじゃないですか?

中川: 小学館の人にゆずろうかと・・。

中川さんの三回目の登場も期待したい。ネットでは、舌鋒鋭いお二人だが、テレビで観てみると、穏やかな印象を受けた。活字の力なのだろうか?また、お二人は、SAPIOで、ネトウヨについて対談もしている。それについても、まとめているので、以下にリンクを。

山本一郎氏と中川淳一郎氏の対談 ~リテラシーの低いネトウヨが作り出す「バカの論壇」に大した力はない~
http://culblo.blog.fc2.com/blog-entry-3.html



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黒子のバスケの漫画家・藤巻忠俊先生 ~漫画家としての原点から黒子のバスケ連載まで~


「黒子のバスケ オフィシャルファンブック CHARACTERS BIBLE」にて、週刊少年ジャンプで連載している「黒子のバスケ」の作者の藤巻忠俊先生が、漫画家の原点から黒子のバスケを連載している現在までのことについてインタビューをしています。そのなかから、面白いと思った部分をピックアップ。もしかしたら、漫画家志望の人の参考になるかもしれません。



漫画家の原点




藤巻: 中学生の頃に「ドラゴンボール」や「スラムダンク」のイラストを自由帳に描くのが流行っていたんです。それで僕も描いてたんですよ。ある日それを友達が買ってくれまして、一枚百円で。そのとき漠然とああ、絵でお金が稼げるんだなと実感しました(笑)。それが、きっかけといえばきっかけです。

- 漫画という形で初めて作品を描いたのはいつですか?

藤巻: 高校の時に漫研に入部して、まんが甲子園という大会に参加したのですが、そこで描いた作品が初めてです。身内ネタというか、僕自身をベースに脚色させた主人公が、漫画を描きながら「その漫画を描く意味」を自問する・・・という内容だったと思います。で、その時に賞をいただいて・・・

- 全国大会で入賞ですか?

藤巻: 僕の応募した部門は予選もありませんし、応募数も少なかったですから。でもそこで5万円くらい頂き、これはいよよ漫画家にならんと!と(笑)

- それが自身になり、進路がほぼ確定したのですね。

藤巻: 将来像は具体的に見えてきましたが、まだ漫画家を目指して走る覚悟もなかったので、大学に進学したんですよ。でも、いざ進学してみると何となく、卒業してから漫画を描いても遅いかもと不安になって。それで大学を中退して、読切を一本作って応募しました。

- 大胆な決断ですね!その時持ち込んだのが集英社ですか?

藤巻: 大胆というかアホです(笑)。そこで僕の初代担当になる人に見て頂きました。
自信作だったのでその作品を賞に応募したのですが、入賞にかすりもせず・・・。正直ちびりそうでした。
俺もう大学やめちゃったんだけどって(笑)




連載までの苦労の道のり




- 応募作は黒子のバスケの原型となるようなものでした?

藤巻: いや。ファンタジー作品です。このジャンルが好きだというものもありますし、ドラゴンボールなどの作品を幼い頃に読んでいた影響もありました。

- 当時、スポーツ漫画を描く気はなかったのですか?

藤巻: スポーツ、特に僕の好きなゴルフの漫画は最後の切り札だったんです。でもファンタジーに全く手ごたえがなく・・・。それで、満を持して描いたのがゴルフ漫画でした。

- バスケではなく、ゴルフが切り札だったのですか?

藤巻: 高校の頃、テレビで観ていて興味を持ち、大学でゴルフ部に入って完全にはまりました。千葉のゴルフ場でバイトするかたわら、コースを回ることもありました。バスケと同じで、人に誇れるほど上手くないです。

- そしてゴルフ漫画が成功するのですね

藤巻: 幸運にも賞の最終候補に残り、担当に「スポーツでいってみよう」と言われて描いたのが、「黒バス」の原型です。

- 赤マルジャンプに掲載された作品ですね

藤巻: はい。掲載にあたっていくつか手直しはしましたけれど。そこから本誌での連載までは非常に大変でした。アシスタントをしながら色んなパターンの「黒バス」を作っていました。
黒子の相棒がシューターだったり、黒子がやたら明るかったり。日の目を見なかったネームは無数にありますが、会議は全く通りませんでした。

- 連載が決まるまで、どれくらいの時間があったのですか?

藤巻: 1年ちょっとですね。担当に「黒子のネタっていつまで引っ張れるんですか?」と聞いたら「じゃあ、いっそのこと連載用に3話くらいつくってみよう」と言われて、そしたら会議に通りました(笑)

- いよいよ「黒バス」の連載が始まるわけですね。最初は苦労も多かったのでは?

藤巻: 苦労していないポイントを探すほうが難しいですよ!(笑) アシスタント経験が少なくて、仕事場のこととかスタッフとか、細かいことは全て手さぐりで始めました。
とにかく担当に言われるまま部屋を借りて、スタッフを集めて・・・。
あとは日々の仕事に追われるだけ。月日の経つのが早いこと早いこと(笑)




黒子のバスケの作り方




- 作業スケジュールについてお聞きします。ネーム、作画にかかる日数は?

藤巻: まず担当と打ち合わせをして、ネームに2~3日、作画に3~4日くらいです。週2日休めた記憶はありませんね。

- 話を作るときに、気をつけることは?

藤巻: 見せ場です。こんな絵を描きたい!というイメージがまずあって、そこに向けて話を作る感じでしょうか。読切を描いたときから、このパターンで話を作ることが多いです。
それに週刊連載ですから、毎週見せ場を作らないと飽きられてしまいますし。

- では、ストーリーを考えるよりも絵を描くほうが楽しい?

藤巻: どちらも面白いですが、強いて言えば絵を描く方が好きです。良いものができあがったときの手ごたえを、より掴めるのが絵なので。できた時はほとんどないですけど。

- では、キャラクター設定はどのように考えているのですか?

藤巻: 担当と話し合って色々な意見を出し合って、漠然とイメージを描きます。ただ、ビジュアル面から設定を作ることが多いですね。例えば緑間(キャラクター名)だと、メガネをかけているヤツ、青峰(キャラクター名)だと、肌が黒いヤツといった具合に。そこから細かいところを作ります。特に目のデザインから入ることが結構あります。

- 目が大事ということでしょうか?

藤巻: 黒子なんかだと、髪型は普通なわりに目の描き方をちょっと変えようというコンセプトでデザインを考えていったんですよ。赤司(キャラクター名)なんかも怖いという印象を強めるために、ああいう目になりました。

- 「キセキの世代」の名前には、「色」が入っていたりと、ネーミングにもこだわりが?

藤巻: 漫画的な演出効果を狙って、ネーミングにしました。特に「キセキの世代」に関しては、読者に覚えやすい名前にしたいと思いまして。誠凛の2年生も曜日で統一しましたが、こちらはまぁ、遊び心で・・・(笑)。気づいてくれたら嬉しいな、くらいの気持ちでした。

- ネーミングと言えば、黒子たちの必殺技の名前もインパクトが強いですね。

藤巻: 僕が最初にファンタジー漫画を描いていた影響だと思いますが・・・(笑)。技の見た目とか効果から連想して、辞書でそれっぽい名前を見つけてあてはめています。でも、改めて技の名前を見ると、バスケ漫画とは思えないものばかりですね(笑)




スラムダンクとの差別化


バトル漫画だとそこまで比較されないだろうが、スポーツ漫画だと、どうしても過去の大ヒット作と比較されて、自分の作品が下に見られてしまうところだが、藤巻先生にも考えがあった。



- 黒子のバスケを描く上での、テーマを教えてください。

藤巻: 大前提としてスラムダンクと違うことがやりたいというのがあります。ですので、とんでもない技も出すし、エフェクトも派手にしています。青みねの試合ではかめはめ波のようなパスもあります。

(中略)

けっこう漫画を描いていると、ありえんわコレ!ってセルフツッコミを入れています。あと、ツッこめる漫画のほうが面白いのではという考えが僕の中にあります。そのほうが、友達同士で話題にしてもらえますし。

- 最近の漫画はリアリティ重視のスポーツ漫画も増えています。あてその逆をいこうと?

藤巻: それもスラムダンクとの差別化のひとつです。ただし、物理法則を無視しないというルールは決めているんです。青峰のゴール裏からのシュートとか、現実でも100本に1本くらいは入る可能性はあるんです。ただ青峰はそれを100%決めることで突出した存在にさせています。

(中略)

ほかには、分身しているような演出はアリだけど、本当に分身するのはナシとか。ボールが直角に曲がるのはやめようとか。

- インターハイよりウィンターカップを中心に描いていますが、これもスラムダンクとの差別化でしょうか?

藤巻: それ以上に、ウィンターカップの規模が近年非常に大きくなっているので、こっちをメインにしたいという気持ちが僕の中で強かったんです。ただ、黒子たちを青峰に負けさせたかったので、自然とウィンターカップになったのもありますね。



強いて言えば、あえて、逆を突くといったところだろうか。


今後




- では、バスケ以外に描きたいテーマは何でしょうか?

藤巻: ゴルフ漫画はぜひとも描きたいですね。あとはファンタジーにも再挑戦してみたい。僕はもともとスタートの時点でレベルが非常に低かったので、色んなジャンルに朝鮮して成長していきたいと思います。

- 気になる今後の「黒バス」ですが、ヒントだけでも教えてください。

藤巻: 基本的には大団円を目指して考えています。でも、どうせ勝つんでしょ?と思われているんなら・・・

- 負けることもある?

藤巻: そうですね。「どうせ勝つんでしょ」と言われると、負けさせたくなるので(笑)。ただいずれにしても、読者に楽しんでもらえることを第一に考えて描いています。



冨樫義博氏との対談の要点の書き起こしはこちらでも描いています。

冨樫義博の漫画の作り方
http://culblo.blog.fc2.com/blog-entry-2.html


山本一郎氏と中川淳一郎氏の対談 ~リテラシーの低いネトウヨが作り出す「バカの論壇」に大した力はない~ 

雑誌SAPIO(2012年8月29日号)がネトウヨ亡国論と挑発的なタイトルでネトウヨの特集をしていて、そのなかでも、リテラシーの低いネトウヨが作り出す「バカの論壇」に大した力はないと題して、山本一郎氏と中川淳一郎氏の対談が掲載されていたので、そこからめぼしいものを掲載していく。



最近のネトウヨ




中川: ここ数年、ネトウヨ関連の事件が頻発していますが、やはり強烈に印象に残っているのは昨年のフジテレビデモですね。

山本: あれはネトウヨの思考パターンを象徴する出来事でしたね。

中川: そう。まずは「フジテレビは過渡に韓国コンテンツを流している」とネトウヨの間で問題になって、「フジテレビは、在日コリアンないしは韓国に支配されている」という議論が2ちゃんねるなどで巻き起こった。

(中略)

フジテレビは「韓国コンテンツが安い」という経済的合理性で動いているだけなんですけどね。以前、朝日新聞の取材を受けた時にそうコメントしたら、今度は「中川淳一郎は在日韓国人に認定」だそうです(笑)。

その時、山本さんと出演する予定だったイベントに爆破予告がありましたね。

(中略)

他にもおかしかったのが、オーストリアの教科書で日本界の表記が「東海」になることが決まったとかで、ネトウヨはオースト”ラ”リアと勘違いして、オージービーフの不買運動呼びかけた(笑)

(中略)

ちゃんとニュース読めよって話ですよ。彼らに言わせるとネットの情報はフェアで、既存メディアはアンフェア、偏っているということらしいですが、ネットの情報なんてソースのほとんどが新聞社とか通信社の記事だっていうことも知らない。




すぐに陰謀論にいきがち




山本: ネトウヨがよく使う「マスコミはなぜ報じない」っていうフレーズがあるけれど、ほとんどの場合、報じているんですよね。
単に彼らが新聞を読んでいないだけ。そして、ネトウヨに共通するのがコミュニケーション能力の低さです。
社会性がないため、実社会ではありえない陰謀論に簡単にひっかかる。

中川: 陰謀論大好きですよね。特に「電通」はよくやり玉にあがる。広告代理店なんてクライアントの顔色窺うので精一杯で、陰謀なんて仕掛けられるはずがないのに。

山本: だいたい、陰謀というのはペラペラ話してはいけないものです。私は何人も広告代理店の人を知っていますが、皆「あの仕事は俺がやった」とかまぁよくしゃべりますよ。
実社会の経験があれば、そんなふうに、陰謀なんてないと判断できるんですが、彼らにはそれがない。




韓国ネタじゃないと盛り上がらない




山本: 一方で、中国人の女優が日本蔑視発言をしてもネトウヨはそこまで騒がない。韓国相手じゃないと盛り上がらないのが彼らの特徴で、基本的に反韓が中心なんですよね。

中川: 確かに。レディー・ガガやジョニー・デップが来日してテレビがかなりの放送時間を割いても、ネトウヨは「テレビ局がアメリカに支配されている」とは絶対に言わない。
それが韓国になると俄然やる気になる。情報発信という面では韓国への暴言が連発されるし、情報収集の面では、”韓国は日本に劣っている”というデータ、記事を必死に集めますよね。ちなみに私が編集者として関わっている「NEWSポストセブン」で、「男性器、日本人は13センチで韓国人は9.6センチ」という記事を載せた時は爆発的にアクセス数が伸びた(笑)

(中略)

ネトウヨが中国に対しては比較的あっさりしていて、韓国だけを叩く理由は、多分、近親憎悪なんでしょうね。日本にとって、どこが一番近い国かというと、やっぱり韓国ですから。




ネトウヨの実態




山本: ある仕事でネトウヨの政治姿勢を調査したのですが、実数としてネトウヨは40万人ぐらいいるようで、数百人のモニターを定点観測したところ、9割以上が僕らの想像していたネトウヨに近い、というかそのものだった。

中川: 貧乏だと?

山本: ヒアリングでは所得でいうと年収150万円前後の人たちが70%以上を占めていた。30代が一番多いですが、最近は20代も増えていて、65歳以上も結構いた。
パソコンの前に張り付いていて、非正規雇用だったり、仕事が見つからないという人だったり、その多くが、”報われない日本人”である自分を慰めるために、日本人としての優越感を感じられるものを欲している。
「俺はお前らよりも上なんだ」と言いたいがために韓国を叩いているようなところがある。

中川: 自分がみじめな生活をしているのはすべて在日コリアンのせいだ、と責任転嫁しているところがありますね。ネトウヨの年収が低いのだとすれば、在日コリアンのせいじゃなく、一生懸命勉強して東大に行かなかったお前のせいだと言いたい。今すぐハローワークに行け!




ネトウヨを生み出す根源




中川: 少々暴言を吐きますが、昔はバカって世の中で発言できなかったんですよ。新聞や雑誌に登場するにはそれなりに仕事の実績や才能が必要ですから。でもネットの登場で、誰でも自由に発言できるようになってしまった。ネットが罪つくりなんです。リテラシーの低い者同士が同調して「バカの論壇」ができあがってしまったことが、ネトウヨ問題の本質です。

山本: 確かに自分と同種を見つけやすくなった。ウェブは自分にとって気持ちのいいインターサイクルを作る力を持っていて、その内側では意見の同調圧力が非常に強く、反論する者はバンバン叩かれる。じゃあ、叩いている奴はリアル社会でもそんなにすごいヤツなのかというと、むしろ逆。年収が少なく、友人もほとんどいないという弱者が大勢を占めている。
彼らのネトウヨの人数も社会全体から見れば非常に少なくて、むしろネトウヨが嫌いだというアンチネトウヨのほうが圧倒的に多いですよ。




ネトウヨの発言力と影響力の差




中川: ネトウヨって、ネット上での発言力が強いから大きな勢力のように見えるんですが、単に暇で時間があって、お金がないから無料のネットにかじりついているだけ。

山本: コメント数が多いので大勢いると勘違いする。ネトウヨのツイッターを見るとそれが明白で、ツイート数は異常に多いのに、フォロワーの数が少ない。

中川: ツイート数が3万でフォロワー数が30とかね。彼らを過大評価して、ネットで人気があると勘違いして大失敗したのが麻生太郎。
09年の総選挙のとき、秋葉原で第一声を挙げて大惨敗した。政治やメディアに関わる人たちからすると、この選挙はネトウヨが無視できない勢力になるかどうか判別する一つのリトマス試験紙だったと思うんですよ。

山本: 結局、実数が少ないうえに、ネットでうねりを起こして多くの支持を集める力もないことがバレてしまった。いわゆる「敵に回すと面倒くさいけれど、味方にしても頼りない」という人たちなんです(笑)




デモに参加すると”卒業”をする人




山本: ネトウヨの一部は、現実社会でデモや抗議行動を積極的に行っているけれど、さらに進化して「右翼活動家」になる人は数えるほどしかいない。

中川: ネトウヨは保守思想や皇室に対しても、ほとんど関心がありませんね。佳子様、眞子様に萌えるとかその程度で、腹が据わってない右翼活動なんです。

山本: 面白いのは、ネトウヨの人たちがデモに参加し始めると、てきめんにネット依存率が下がっていくこと。定点取材では、1日8時間以上ネットに接触していた人が、デモに参加した後から6時間以下、5時間以下に減るというケースが多い。余った時間は何をしているですかと聞くと、「ハローワークに行くようになりました」とか「アルバイトを始めました」とか、社会化しているんですよね。
デモに参加して、ウェブ以外で人との触れ合いを持つことがものすごく影響するようです。

(中略)

彼らには彼らなりの正義があり、日本人はかくあるべきとの強い感情を持っていて、すべて否定すべきではないと思うんです。
彼ら自身の社会的立場が弱く、これからの人生も非常に微妙だということを含めて言うと、可哀想である反面、社会化させた上で、彼らの持つ正義感をポジティブに活かす方法があるんじゃないかと思います。



ほかにも、ネトウヨに対しては、ジャーナリストの安田浩一氏、桜井よし子氏、軍学者の兵頭ニ十八氏、日本大学教授の福田充氏、一水会顧問の鈴木邦夫氏、大阪大学大学院准教授の辻大介氏のデータ分析、小林よしのり氏の漫画などその姿勢に疑問を抱きつつ、それが良い方向に向くことを願うような意見が述べられていて必見。



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