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冨樫義博の漫画の作り方

「黒子のバスケ オフィシャルファンブック CHARACTERS BIBLE」にて、週刊少年ジャンプで連載している「黒子のバスケ」の作者の藤巻忠俊先生とHUNTER×HUNTERや幽遊☆白書でおなじみの冨樫義博先生が対談していたのでそのなかから気になった部分をピックアップ。


今年面白かった本ランキング


- バスケ漫画といえば、SLAM DANK(以下、SD)の影響力が大きいでしょうという流れで・・・。



冨樫: 僕も「SD」は大好き。仕事場に「今年面白かった本」のランキングを表にして貼っているんだけど、先日、全巻読み返した「SD」が圧倒的すぎて殿堂入りに(笑)
特に後半からは絵のレベルがとてつもなく上がって・・・。




絵で気をつけている部分




冨樫: うーん、特にないですね。強いて言えば「自分の絵を持たない」ということでしょうか。
その時に描いているシリーズを一番活かせる絵柄に、その都度近づけるようにしています。
で、作品が変われば当然絵も変えていく。あとは「縛り」ですかね。「HH」も、最初の頃はスクリーントーンを使わないようにしていました。
色々大変になってきたので、次第にトーンも使うようになりましたが。

藤巻: なぜ「縛り」を?

冨樫: ぶれるんですよね、縛りがないと。その週に観た映画なり漫画なりが面白いと、試してみたくなる。
だから、ブレーキをかけるという意味もあります。




敵キャラを描くときに気をつけていること




冨樫: 例えば、「HH」の幻影旅団だと、団長は初登場回で一話の最後に出して、効果的なセリフを言わせる。
でも、描いたときは後のことを深く考えてはいないんです。他の団員にしても、「ビジュアル的に被らないよう女の子を入れておくか」程度の考えで最初は出しています。その後で、キャラ同士を僕の脳内で雑談させて「これだ!」という部分を膨らませています。
そういうネームに描かないような部分がコツです。あえて言うなら。
「遊白」のときは全然できなかった。その後、意図的にこのやり方を試したら、手ごたえがあって、描いていて面白いんですよ。
それに、敵キャラは最初から深く考えなくてもいいじゃないですか。後から肉付けしていく方が僕はやりやすい。
主人公側だと、始めにきちんとしたキャラクターを出したうえで皆に乗っかってもらわないといけないので、難しいんですけど。
それに僕、敵キャラが好きだから肩入れが半端ない(笑)




「HUNTER × HUNTER」を連載するうえでの「目標」




冨樫: 「HH」を連載するうえで、僕の目標のひとつは「できる限り長く連載を続ける」ということなんです。
それを考えると主人公は極力シンプルにしようと意識しました。細かく設定すると、ストーリーを考えるときに足かせになるんですよ。
その分、敵のキャラに凝ってますけど、とりあえずボスをしゃべらせて、周りはとりあえず置いておく。
で、ぼんやりと能力とか誰と闘うのかとかを決める。
そこからさらに、今まで誰も描いていない能力に発展させたり、新しい倒され方を考えていきます。

藤巻: 読者の予想の半歩先・・・という感じですね。

冨樫: もっと突き抜けると読者が置いてけぼりになるから、でも、ありもので綺麗にまとめたくはない。
僕はもう40歳を過ぎたけど、暴れたいという意識は捨てたくないし(笑)




アンケートの捉え方




冨樫: アンケートの数字には反映されにくいかもしれないけど、ぶっとんだ描写が好きで、支持してくれる読者も確実に存在するんですよ。
藤巻先生は自分のアンケート結果とか書いてますか

藤巻: はい。あとネームの段階で担当さんやアシスタントさんからも意見を聞いています。でも自信のあった回の評判がいまいちだったり、首をかしげながら作った回が好評だったり、ということが日常茶飯事です。
冨樫先生は読者の声とか予測できたりするのですか?

冨樫: 藤巻先生みたいな経験を積んでいくと、ある日突然分かるようになるんですよ。
僕は、「こういう話だと何票入る」という考察がとにかく好きなんです。
自分と周囲の評価とのズレが生じる原因は、客観的に作品を見ることができるかどうかですね。
半日くらい描いたものを寝かせて、改めて観ると評価がガラッと変わることがあるんですよ。
これを続ければ、「自分はそうでもないけれど、他の人は面白いと思うだろうな。」という考え方にシフトしていけると思います。

藤巻: 難しそうですね・・・・。

冨樫: 人それぞれなので、このやり方はおススメはしません。藤巻先生は周りの方としっかり議論できていますし、そのやり方が真っ当です。むかし、僕の初代担当の方に、自分では120点満点だと思って描いた原稿を55点だといわれたんです。
でも、その理由を聞くとすごく納得できた。自分で客観的に見られるまでに2~3日はかかってしまうから、週刊連載だと難しいですよね。
ただし、自己修正能力を身につければ、作家としてのレベルは確実に上がります。




漫画の作り方




冨樫: 大筋は変えないけど、そこに至るまでのバリエーションをいくつも用意して、ダメなものを切っていくっていう。

冨樫: 僕がやりたいのは、勝つとわかりきっているけれどあえて負ける場合のネームも作ること。
そっちの方が面白くなりそうなら、たとえ担当編集と戦ってでも負ける方をアピールするとか。たとえ通らなくても、ネームを作ったことが必ず本編に生きてきますよ。
二択三択で主人公が悩んでいるのに、作者が予め結論ありきで話を進めているのが見えると、読んでいて冷めるんですよね。
あとはとにかく、担当編集と意見を戦わせて、予定調和だけど「もしかしたら・・・」と思わせる手段を考える。漫画家の腕の見せ所だね。



対談のほかにも、藤巻忠俊先生の漫画家としてルーツから、黒子のバスケを連載する現在までのロングインタビューや黒子のバスケの特別読みきり漫画など読みごたえ抜群な内容となっている。


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NARUTOの作者の岸本斉史先生が初顔出しインタビュー

NHKで放送されている「あさイチ」という番組にて、初めて漫画「NARUTO」の作者の岸本斉史先生が顔出ししてインタビューに応じた。以下その書き起こしをしていく。

岸本斉史 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E6%9C%AC%E6%96%89%E5%8F%B2

画像
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動画(リンク切れ注意)
Road to Ninja: Naruto the Movie Interview with Masashi Kishimoto
http://www.youtube.com/watch?v=QVbROMMfYuQ


ナルトを書こうと思ったきっかけは?




岸本:「NARUTO」を描こうと思ったきっかけは、最初はラーメンの話を描こうと思いまして、
ラーメンの麺とスープを絡めたなんかよくわからないラーメンの話を描こうとしたのがきっかけでそれはさすがに子どもにウケないということで主人公のナルトって名前だけ引き継いでナルトにあったものが何かと思ったときに日本のもので忍者がいいかなということで忍者を選びました。




こだわったテーマは?




岸本:「MARUTO」でこだわったところは「認める」「認められたい」みたいな気持ちを描こうというのはあってラーメンのマンガを描こうと思って認められなかったわけですよ。なので、認められたいというテーマみたいなものがボクの中にも結構あって、なかなか最初、担当編集者にマンガを認めてもらえないわけですよ。
ボクも早く認めてもらいたいというのがあって、それを主人公にも気持ちをのっけて描いていくというのがあったので「認める」ということが結構大きなボクの中では描きたい「NARUTO」にとってはこだわってるもの。




意識している読者層は?




岸本: 読者層はもう子どもです。一番見てもらいたいと思って描いているのは、中学2年生の男の子たちというのがボクの中のターゲットとしてあって、ボクはもう中学2年生の男の子の前では土下座してでも見てくれと言いたくなるくらいヤツらには頭が上がらない。中学2年生の男の子たちが持っている感覚というのがボクの中の宝なので、ボク どんどん歳とってるんで、その感覚が薄れてきちゃってるんですけど、中学2年生の男の子に、今ボク、歳とって憧れがあるから、憧れというか、そういう部分をなくしたくないという思いがあって・・・。




中学2年生のときに何かあった?




岸本: ありましたよ。マンガをはじめて描きはじめたときですよ。プロになろうってマジで決めたのは、たぶん中学2年生くらいのときで、ボクにとっては中学2年生というのはちょっと特別なので、そういうふうに、夢をもらった、夢をくれたようなオトナの人たちにマンガ家になろうって思えたそういうふうに思わせてくれた人たちをやっぱり尊敬しているので、ボクもそういう人になりたいと思っていて、今の中学2年生くらいの男の子に、それが今度逆に自分でできたらなというのがあります。




ライバルは?




岸本: ライバルはもういっぱいいます。一人にしぼれないですね。「ジャンプ」で連載されている作家さんは、みんなライバルです。
こわいのは、本当にこわいのは、才能を持っている、まだでてきていない新人ですね。それが一番こわいです。
もうボクは歳とって、どんどんズレていくので、若い子たちに負けないようにやりたいなって思っています。







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